スウェーデン王宮職人妄想物語 〜第二話・壁職人と床職人の会話〜
2001年9月26日(昨日に引き続き・・・)
政二「あーー。この部屋の床すごい!!!」
僕 「ほんとだ!!!よく床にここまでやるなー・・」
以下、妄想会話
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壁職人(ひたすら壁に線を引き続けながら)「・・・ああー、やってらんねぇ!!!どうせ誰もこれ見ないんだろうな・・」
床職人「オマエなんてまだいいじゃん。俺なんて、踏まれるんだぞ?!」
壁職人「そうか?いいじゃん、この床、なんか面白そうで・・・俺なんか単純作業だし・・・なんだか見栄えしない壁だし・・」
床職人「まぁな・・・でも、ほんのちょっとずれただけで親方めっちゃ怒るんだよ・・・」
(床職人の回想)
親方「ダメだ、ここ全部やり直し」
弟子(床職人)「ええ?本気で言ってるんですか?」
親方「宮廷の床だ・・・妥協は許されない!!」
弟子「・・・(所詮床じゃん、とか言ったら殴られるんだろうなぁ)」
壁職人「大変なんだな・・・オマエも」
床職人「ああ・・・一生懸命作っても、どうせ踏まれるのにな・・・(涙)何で俺、床ごときに人生かけてんだろ・・」
壁職人「金物職人はいいよな。型作っちまえば終りだもん。こっちなんて手作業だよ」
床職人「ああ、南の方の部屋で、ここと同じ型使い回してたしな。」
壁職人「あ、知ってる。」
床職人「知ってたのか?おまえも目ざといなー」
壁職人「オマエこそ・・・」
床職人「ま、どうせ王は気がつかないんだろうな」
壁職人「・・ふ・・・(泣)」
・・・・
床職人「・・・半分終わった。」
壁職人「あ、そう。おめでとー」
床職人「ここからは同じ模様の繰り返しか・・・つまんねー・・・」
壁職人「頑張ろうな・・お互い・・・」
床職人「うん・・・」
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今、書いていて思ったが、
なんかすっごいクソミソに言ってるな・・・ごめん、床職人(本物)。
(ちなみに、この職人トークは基本的に「学校祭直前の修羅場における高校生くらいの人の会話」がモデルとなっているっぽい。)
〜床職人外伝〜
別の部屋で、この床の模様とにてるけどずっと細かい模様のたんすを発見した時の妄想。
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職人A「これ作ったやつさぁ、別の部屋で床作ってたんだけど、こいつだけ1ミリも狂わないんだよ。」
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(つづく)
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